Q7
女性天皇ではご公務と子育てでご負担が大きくなってしまうのでは?
A
そのご負担を少しでも軽減するために、皇配殿下をはじめ皇族方の役割が大切になる。
宮内庁もさまざまな配慮をすべきだし、国民の理解も必要だ。
継承のルールとしても、直系優先かつ直系の中では男子を優先すべきだろう。
しかし、ご負担を理由に女性天皇の可能性を一切排除すると、皇位の継承そのものの前途が不安定になってしまう。
Q8
女性天皇ご即位のあと、直系の男子がお生まれになったら譲位されるのか?
A
「直系の男子」を誤解しているのでは。
先帝崩御をうけてのご即位だから、直系の男子がお生まれになるとすれば、それは女性天皇ご自身のお子さま以外ありえない。
もしご長男なら「皇嗣たる皇子」つまり皇太子だ。そうでなくても譲位の必要などもちろんない。
さらに新旧典範は、皇位継承に恣意性が働くのを避けるため、譲位を認めておらず、それは今後も維持されるべきだ。
(つづく)